補色と反対色は同意で用いられたり、若干ズレた色相に対して
用いたり統一感はない。
厳格な人は絶対的補色を探ろうとするが、あまり意味はない。
色相の赤の基準にされているのは、そのほとんどが印刷インクの
マゼンタとイエローを100%づつ混色した金赤であって、油
絵具のバーミリオンやカドミウムレッドなどとも色見が少し違う。
また絵具の場合、下地の色や絵具の厚みによって色見が違って
くるので、補色・反対色を概念的に用いようとすると失敗する
だろう。
2017.06.25 kazuo izu oil on canvas F4
"The Styx"
https://www.youtube.com/watch?v=nbmUq3mLBJ0&t=758s