2018年1月24日水曜日

比較言葉

絵画を評する言葉で一番多いのは「上手」「下手」、 「おもしろい」「つまらない」等だろう。 これらの言葉は比較することで発生するものであって、 比較する対象物がなければ「上手」も「下手」もない。 「下手」で「つまらない」が魅力的である絵画もある だろう。 絵画を脳の言語領域で理解しようとせず、視覚領域だけで 感じる鑑賞でもよいのではないか。 視覚だけで絵画を鑑賞したとき、鑑賞者の口から出る 言葉が「おっ」「ぎょ」「ぎゃ」だけでも充分な感想だ。 評論家などが饒舌に語る絵画感想は真理ではない。 CIMG0910.JPG 2017.5.16 kazuo izu  oil on canvas F8   "Parallel world " https://www.youtube.com/watch?v=OFHNr2tGEaU