絵画を評する言葉で一番多いのは「上手」「下手」、
「おもしろい」「つまらない」等だろう。
これらの言葉は比較することで発生するものであって、
比較する対象物がなければ「上手」も「下手」もない。
「下手」で「つまらない」が魅力的である絵画もある
だろう。
絵画を脳の言語領域で理解しようとせず、視覚領域だけで
感じる鑑賞でもよいのではないか。
視覚だけで絵画を鑑賞したとき、鑑賞者の口から出る
言葉が「おっ」「ぎょ」「ぎゃ」だけでも充分な感想だ。
評論家などが饒舌に語る絵画感想は真理ではない。
2017.5.16 kazuo izu oil on canvas F8
"Parallel world "
https://www.youtube.com/watch?v=OFHNr2tGEaU